自由が丘 丘ばちプロジェクト

不思議な現象

2016年5月29日

こんにちは隊長です。
お天気が続き、心地の良い気候が続いていますね

新緑はまばゆく、お花は美しく、人は精気に溢れ、風はなんだか生物が躍動している「生」の香りを運んでくるように感じます。
今は、植物や動物にとって新しい息吹が躍動する「生」の時期なのでしょうね。
なんだか植物、動物ともすごいエネルギーを感じます

今日は、この時期、丘ばちに起こったちょっと不思議な現象をお伝えしたいと思います。
「生」の時期だから起こりうる不思議で、ちょっとほっこりする話。
楽しみにしてください

まず、不思議な現象の前に、ここで2016シーズンの丘ばちハッチたちをちょっと整理しておこうと思います。
2016年シーズンの丘ばち。
詳細にはお伝えしていなかったですからね。
これがないと不思議な現象を説明できません。しばしお付き合いしてください

現在、丘ばち隊は、4群を面倒見ています。
４群。そう、４匹の女王様とその仲間たちが、それぞれひとつずつ巣箱を持ち形成される塊。すなわち、４つの巣箱を丘ばち基地において面倒見ています。
越冬に成功したサラ群とレオノール群（通称レオ）。新しく春から加わったエリザベス群とカコ群。（昨年、力尽きてしまった子たちの名前を、今年新しく来た子たちに愛着を込めてそっくりそのまま引き継いでもらっています。・笑）
この中で一番上手く行っているのは、新しく熊谷養蜂場から仕入れたエリザベスとカコ。この2群は子供もたくさん生むし蜜もたくさん貯める。とてもお利口さんの群です。
性質も穏やかで、新人ですが自由が丘の街に早々とフィットしています。
次に、越冬を果たしたサラとレオ。
この子たちですが、これがなかなか・・・手ごわい
サラは昨年同様、相変わらずマイペースで、群勢は順調に伸ばしていますが、全く蜜は貯めません。自分たちが消費するだけを集め、着々と冬のスペシャリストよろしく、今から越冬に向かって生き残るための群勢維持にまっしぐらです。（おまめちゃん・マスコットとしていつも丘ばち隊を和ましてくれるのでこれはこれで良いのですが・爆）

問題はレオ。
無事越冬を果たしたものの、群の勢いが春になっても全然上がらず、ついには4月の終わりになって女王の姿が見えなくなりました。

「ヤバイね、このままではレオが滅んじゃうよ。」

丘ばち隊はとても心配し、レオ復活にあらゆる手段を尽くしました。
元気なエリザベス群やカコ群から、子供を分けてもらったり、新女王が産まれる可能性のある王台を入れてみたり・・・・。
ありとあらゆる手段を講じて復活計画を進めていましたが、今一つ決め手が出て来なかった。
そんな時、今日の本題である、凄く不思議な現象が起こったのでした

滅び行きつつあったレオ群。
王台を入れてみたり、少しでも蜂数を増やそうと人為的な試みを行ってみた。しかし、どんどん群勢は下がる一方。蜂数も風前の灯になっていた。
そんな打つ手がなくなりかけてきた先週、奇跡が起こりました。
丘ばち隊、週一回の蜂たちのお世話の日、レオ群の巣箱にまったく考えもしないことが起っているのを目にしたのです。

「きっと凄く蜂数が減って厳しい状況なんだろうな。」

そんな諦め半分で、レオ群の巣箱の蓋を開けてみると、そこには何といるわいるわ、蜂が湧きだすように沢山出てきたのです。
マジックか、石油の鉱脈を掘り当てたのか。

まったく予想外の蜂数にビックリ！！

巣箱の蓋裏にもびっしりハッチが・・・

「あれ、なんで？」

ミツバチは、石油や温泉と違って、掘れば湧き出るものではありません。
ましてや、１週間やそこらで、奇跡的に女王が誕生し、卵を産んで蜂数を増やすこともありません。

「おかしいな。この蜂たちはどこから来たのだろう？」

ほかの群の蜂数は全然変化が見られないのに。
そんなことをいろいろ考えているときに、ふと先日ブログで書いた高田馬場の「分蜂」を思い出しました。

「分蜂？」

ハチが突然増えるというのは分蜂しかない。しかし、分蜂とは普通、巣箱内に新女王が誕生してしまい、一つの巣に２匹の女王は生きられないというミツバチの掟から、母親女王のほうが、どこかに飛んでいくという現象。
巣箱内では起こり得ない。
半分いなくなってしまうということはあっても、巣箱内で増えるということはない。
今回、あふれ出てきた蜂は巣箱の中

「なんなのだろう？」

丘ばち隊はこの不思議な現象にいろいろ頭を痛め、悩みました。

蜂数が増えるというのはとても嬉しいことだけれど、その原因がわからないのは気持ち悪い。
蜂が増えたり、塊ができるというのは分蜂しかないし、
だけど分蜂は巣の外に出ていく現象で、巣箱の中で起きるものではない・・・・


いろいろ考えた末に思いついたことは、

「これは、もしかしてどこぞやの分蜂群が、自分たちの収まり場所を探していて、ちょうどいい巣箱を見つけて入ってきたのでは？」
でした。

西洋ミツバチは、時として強い群が弱い群を、巣箱ごと襲撃して乗っ取ることがあります。
養蜂用の巣箱は、彼女たちからするととても住みよい心地よい住処ですから、うまく利用できていないものを見つけると、ミツバチの最盛期では彼女たちは容赦なく乗っ取ることがあるのです

女王不在で群勢が上がらず、低空飛行を続けていたレオ群。この分蜂シーズンの真っ只中、どこかで分蜂した子たちが、ちょうどよい巣箱を「みーつけた！」してもおかしくないのかと思われます。
しかも、高田馬場の分蜂を助けてあげたいと隊長が書いたばかりだし。

ミツバチが文字を読むこともブログをネットで検索することもないでしょうが、隊長が発信した何かが彼女たちの本能に届いてくれて、

「あのね、なんだか自由が丘に行けば分蜂を受け入れてくれるらしいよ。」

なんてミツバチ界で噂が広がって、来てくれたとしたらとても嬉しいことだと思いました。（そんなバカなことはないでしょうけどね・笑）

噂を聞いてやってきたどこぞの分蜂群だったりして・・・


隊長は、今回の春の珍事。原因は正確にはわからないのだけれど、分蜂群が丘ばちの巣箱に迷い込んできたのだと思っています。
たぶん、そうでしょう。分蜂プラス強群の弱群乗っ取り、それしか説明がなかなかつかない。

高田馬場で分蜂して、運悪く駆除されたかわいそうなミツバチを思うと、この自由が丘にやってきてくれた分蜂ハッチはなんだか彼女たちの生まれ変わりのようですごく嬉しく思います

「良く来てくれました。自由が丘はとても良いところだよ。」

この新しく湧いて出てきたハッチたち。
どこから来たかはわかりませんが、今いる丘ばち群ともうまくやっています。乗っ取りというよりは楽しい共同生活のように見える。
この出来事は丘ばち隊の養蜂スキルをあげる一つの経験となるかもしれません。だからこの子たちを一緒に、拾い子として大切に大切に育てていきたいと思います

春の不思議な現象、正確な結論はわからないけれど、丘ばち隊はうれしい出来事として、愉しく対応したいと思います！

今度はなすを植えました

2016年5月24日

今日も暑かったですね～
東京の気温は、29.3度。ほぼ30度です。
５月の３０度はしんどいですね。
体がなれていませんからね、変な汗が出てくる。
（中年オヤジの変な汗、気持ち悪いですよ～・笑）

あんまり暑いので、隊長、先日植えたトマトに続き、今度はなすを丘ばち基地に植えました。
暑い、暑いとばかり言っていると、これから来る夏を思って気が滅入りますからね

ハッチ基地の新しい仲間、なす君です

暑くなることで辛くなることを考えるより、暑くなると反対にhappyになれることを考える。
野菜を植えてささやかな収穫を楽しむというのは、いろいろある選択肢の中で今隊長が思い付く一番手です

野菜を植えること。
これはいいですよ。
野菜を植えるということは、なんだか小さい希望を植えるような気がするのです。

この苗にどんな実をつけるのかな、ハッチはこの苗の周りを飛び回るのかな、お花が咲いたら受粉させに行くのかな、収穫した実をどんな料理に入れようかな、できた野菜のお味は買ったものとどう違うのかな。
この実を収穫するときには、きっとすごく日焼けしていて、盆踊りの準備などであたふたしているのだろうな、なんて。
こんなことを思うと、とてもhappyな気持ちになれるのです。
暑いけど楽しい日々

暑い日が、早々と連日続いていますが、ハッチちゃんも、隊長もこれから来るさらに暑い季節に向けて、現在こころと体の準備中です。

夏本番に向けて、準備万端でいくよ！

皆さんも、こころと体の熱中症対策、今のうちからしっかりしておきましょうね！

あっつーいですね！

2016年5月23日

隊長です
今日は本当に暑いですね。
まだ５月の半ばというのにこの暑さ
どうなっちゃうんでしょうね
都心で３０．５度を記録し、今年初めての真夏日を記録したそうです。
この暑さで、ハッチちゃんたちは元気いっぱいに活躍していますが、
植物たちはまだ夏の準備ができていないので、テローンと弱ってしまっています

特に、水飲みのクスノキくんやモモちゃんは弱り具合がてき面です。
ここ数日の日照り続きで遠くから見ても明らかに弱っているポーズがありありとわかります。
テローンと葉っぱを下げて、「あっちーなぁ」と嘆いて見えます。



この暑さにぐったり気味のモモちゃんとクスノキくん

隊長、この姿を見ると、ほっておけないのですぐお水をあげに行きます
そして、おもしろいのは、
この子たち、お水をもらって一時間もすると、急にシャキッと元気な姿に戻るのです。
このbefore/afterっぷりが凄いこと、凄いこと

お水をもらって途端に元気なモモちゃんです

「わかりやすい子だなぁ」

と声をかけたくなるくらいです

ポールズヒマラヤンムスクが咲きました

2016年5月22日

暑いですね！
今日は東京で最高気温が29.3℃もありました。
空気は乾いているので夏ほどの暑さは感じませんが、日差しは夏のそれと変わりません。
やれやれ、今からこれだけ日差しが熱いと、地面の温度が温まってしまうので、どうやら今年の夏はすごく暑くなりそうです
今は、温暖化の暑い春といったところでしょうか。

五月晴れのよい天気が続いています。
気温が高く日差しが多い今年の5月は、薔薇が良く咲くように思います。
気温が高めなのは喜ばしいことではないのですが、バラがよく咲くことはうれしいことです。
自分だけ、都合のよいことですが。
まあ、バラが丘計画を頑張っている丘ばち隊にちょこっとご褒美かな

ハッチちゃんは、バラが咲くととても活発に活動します。
ほかの花も咲いているからなのでしょうが、目に見えるお花は圧倒的にバラが目立つので、
バラの開花期とハッチの大活躍期はきっちりシンクロしているような気がします。
最近、隊長が感じるのは、このバラ、よその街や、近隣できれいに咲いているだけでなく、
自由が丘の街の真ん中でも、良く咲いているのを目にするようになったなぁということです。
これは、自由が丘森林化計画や、バラが丘計画が普及して来たのかなと、少し嬉しい実感ができることなのかもしれません。
少しずつですが、進んでいますね、きっと

そんな中、まだバラが丘計画をはっきり打ち上げる前に植えた隊長たちにとっては初期のバラで、なかなか咲いてくれなかったバラが、今年たくさん咲いてくれたということがありました。
ポールズヒマラヤンムスク。
蔓バラ界最強のバラです。
樹勢が強く、５メートルにもなるバラ愛好家の中では「モンスター」と呼ばれています
お花はかわいいのですが、どんどん伸び、蔓も暴れ、棘はきつく、誘因が容易ではないその名の通り「モンスター」なのです。

やっと咲き始めた「モンスター」　でもとても可愛い花だよ

作出国：イギリス
作出年：1916年
作出者：W Paul
交配親：R brunonii　×　R moschataの交雑個体
系統：R ランブラー
咲き方：一季咲き
花色：淡いピンク
花の大きさ：小輪　３．５ｃｍ
香りの強さ：中香
香りの種類：スパイシー系
樹形：つる性、ランブラー
樹高：５ｍ以上
樹勢：非常に強い
耐病性：強い
耐陰性：強い
耐寒性：強い
おすすめの仕立て方：高いフェンス、壁面

「モンスター」
いいじゃないか。
「自由が丘森林化計画、ボーボーの森にはもってこいだ。」
と勢いで植えたのはいいのですが、このポールくん、ボーボー第一の森では一向にスパークしませんでした。
「モンスター」の面影など一切なく、「借りてきた猫」のようなおとなしい日々を何年も続けました。
これはおそらく、地植えではなくプランターに植わっていたからなのでしょう。
自分の生きられる範囲でしっかりと力をキープしていたのだと思います。
少ない土と水でその有り余る樹勢を伸ばしたら自分で自分の命を縮めてしまう。
賢いポールくんはそう考えたに違いありません。
そして、しっかりとプランター内に自分の持てる力だけの根を張り、この範囲で咲かせられる花を「よっしゃ、咲かせちゃる」と、今年頑張って咲かせたのではないでしょうか

隊長は、植物や昆虫の持つ力や「自分の能力を知る」力に時々驚かされます。
人は、なかなか己をわかろうとせず、もがき苦しみますが、彼らは自分のやれることをちゃんと知り、自分のできる範囲でそれを実行する

今回の、ポールズヒマラヤンムスクのバラの木をみて、隊長はそのことを思いました。

「みんな、己を知って立派に自分の生を生きているんだなぁ。隊長も頑張ろう。」

ポールズヒマラヤンムスクのポールくんから、なにか新鮮な力をもらったような気がした隊長でした。

トマトの苗を植えました。

2016年5月20日

最近は、お天気な日が続いていますね
空気も乾いていて、五月晴れの心地よい日々です。

そんな中、
この時期らしいすがすがしい天気に恵まれ、ハッチちゃんたちは
毎日大忙しで蜜を集めに奔走しています

ハッチちゃんが元気に飛び回っている姿を見ると、平和な自然の
営みを見える化したみたいで、隊長ほほえましく優しい気持ちになれます。

「ミツバチっていいなぁ。」

呑気な気分の隊長は、気分の良さに任せて、今日一つ楽しいことをしました。
５月の心地よいすがすがしい朝、
隊長は、これから来る暑い暑い夏を思って
その時期が辛くならないように、野菜の苗を植えたのです。

そう、昨年もやった、「丘ばち基地にトマトを植える作戦」。（作戦ってほどの大げ
さなものではないですけれどね・笑）

トマトちゃん、整列です

今は季節が良いけれど、これから気温も湿度もどんどん高くなっていきます。
その時期を楽しく過ごせるように、暑さが大好きな
トマトちゃんを植えて、夏を楽しもうと考えています。

ハッチちゃんも、丘ばち隊も今の季節が良いうちに夏の準備をしていま～す

今年もおいしいトマトちゃんが楽しみです

高田馬場のミツバチたち、続報

2016年5月18日

隊長です
先日、このブログで、高田馬場でのミツバチ騒動について、
ミツバチを飼っているものの端くれとして、勝手ながら感想を書かしていただきました。

隊長は、悪気なく思ったままを書きましたが、なんだか思わぬ反響といいますか、
反応があり、ちょっと驚くことがありました
今日は、そのことについて少し書いてみようと思います。

結論から言って、今回のブログで書いたことで起こった反響は、良いことであったか悪いことであったかといいますと、それは「良いこと」でありました

普通、こうして追加のブログを書くようになるケースというのは、大体の場合、事の真相を誤って伝えてしまったことに対する謝罪とか配慮がなかったことへのお詫びだったりするのですが、今回は違います。
ブログを読んでくださった方から、お褒めや共感といったものが寄せられたのです。
一般の方が、高田馬場のミツバチニュースを見て、ミツバチが駆除されたことに対し、とても悲しい思いをされ、何かやるせない気持ちでいたところ隊長のブログを見て感動した
というのです。自分の気持ちを代弁してくれてとても嬉しかったといってくださる人もいました

反応してくださった方は、大方ミツバチに対して少しは知識を持っていて、自然とか環境とか好きそうな感じで、興奮することもなく冷静に優しく連絡してきてくれました。

隊長、この反応を受けて、ミツバチを飼育しているものの端くれとしてなにか行動を起こさないといけないと思い立ち、隊長ができる範囲での行動を起こしてみました。
まずは高田馬場の現場となったビルに連絡をしてみて、詳しい状況を聞いてみました

朝、お店を開けようとして蜂が大量にいて驚いたこと。驚きの次に蜂に対する怖さが出てきたこと
どこに連絡していいかわからないまま、思いつく範囲で行政に連絡して協力を仰いだこと。
とても正直に、隠さず丁寧にお答えしてくれました。

隊長も、その方が取った行動は、その時点ではパーフェクトだと思うし、ミツバチを知らない人があの塊を見たらどんな思いをするか、とても良くわかったので、むしろ新鮮な気持ちでお話が聞けました

そして自分なりに考えて、隊長たちが所属する東京都養蜂協会で、都心で分蜂が起こった時に何らか対応できないか連絡して聞いてみることにしました。
そしたら、東京都養蜂協会はとてもしっかりしていて、このような分蜂の連絡を受けたらその場所の近くの会員に連絡をして蜂を確保できるような体制でいることを聞きました

全部が全部対応できるとは限らないが、やれる範囲では対応するということをお聞きし、とても希望が持てました。
自由が丘近辺でそんな通報が入ったら、丘ばち隊にも連絡が来るのですからね！

隊長はうれしくなって、そのことを高田馬場の方に伝えました。
今度ミツバチが来たら、東京都養蜂協会に連絡してくださいと。
その方は素直にそのことを得心してくれていました。そして、今回連絡した新宿区にも伝達していただいたようです。
後日、新宿保健所から隊長のところに連絡がかかってきて東京都養蜂協会の連絡先を聞いてくれました

ミツバチの分蜂。
春のひと時、街を揺るがす大ニュースとなります。
ミツバチも悪気があってやっている訳ではないのだけれど、そのことで人間との不幸の出会いの場となり、大方駆除されてその場が収まります
でも、西洋ミツバチのような本来ひととこれほどまで仲良く生きていける生き物が、人によって全部殺されてしまうのは忍びなく思います。

ミツバチは愛すべき生き物、人と共存できる生き物なのです

なにか、ちょっとしたきっかけでミツバチが救われ、そこに出くわした人たちが、最初は怖くてびっくりしても、ミツバチを救おうとしている人間の姿を見て、ほんの少しでもミツバチの性質や存在を知ってくれ、自然に興味を持ってくれるといいなと思います

丘ばち隊は、これからも都会の街で行う養蜂を通じて、ひととミツバチのよい関係、優しい気持ちを伝え続けていきたいなぁと思いました

今年の初蜜（はつみつ）絞りました

2016年5月17日

隊長です
気温が上がり、季節が良くなって、完全にハッチの季節がやってきました。
緑はまばゆく、お花は咲き乱れ、風は薫ります。

先週末、丘ばち隊は今年初めての採蜜を行いました
養蜂家としてはとっても遅い初採取ですが、ハッチのペースに任せている
丘ばち隊としてはいつもと変わらぬ時期での初採蜜。

今年の蜜はいつもに比べ、完成度がとても高いです。
最初に採れる蜜は、いつもの年なら少し薄目な感じがするのに、
色も香りも味も、とても良くできている。
初蜜にして最盛期のような良質な蜜

「うーん、自由が丘で採れる春の蜜は、味も香りもやっぱり世界一だ！」

今年初めてと採れた蜜をペロリと一口やって隊長は思わず叫びました。
またうれしい季節の到来です。

今年の蜜は、なんだかとても期待が持てそう、そんなことを感じ、幸せな気分に浸った隊長でした


今年も、世界一？の初蜜とれました

高田馬場のミツバチたち・・・

2016年5月12日

隊長です。
今日は悲しいニュースを目にしたのでブログを書きます

ニュースで結構流れたのでご存じの方は多いと思います。
『高田馬場駅付近でミツバチ大量発生』
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20160511-00000070-nnn-soci

5/11、仕事を終えて帰ってから夜中のニュースを見ていたら、ＪＲ高田馬場駅付近のビルでミツバチが大量発生し、一時騒然となったとありました。
丘ばち隊長としては、ミツバチ話題なのでもう興味津々で見ていたのですが、
ニュースを聞いて行くうちに、興奮が、ワクワクが、ことの顛末とともに悲しみと辛さに変わっていきました

大量発生した蜂を、駆けつけた消防隊は、殺虫剤などで全駆除してことなきを得たとニュースキャスターは誇らしく言ったのです。

「ええええ！　これは蜂の大量発生でも、異常現象でもなくハッチたちの生理現象だよ！
　消防隊が駆けつけて全部殺すこともないんだよー」

この高田馬場駅付近のミツバチ事件。
昨年、丘ばち隊もやらかしてしまった分蜂です。
ミツバチの群が、女王蜂をもう１匹作り、母親女王の方が娘におうちを譲る形で、働き蜂を半分連れて出ていく現象。
母親女王は、新しい住処を見つけるまで、一時期蜂球（ほうきゅう）といって、蜜を満載して出てきた働き蜂と休憩をしていたのです。
この蜂球状態の時は、蜂は非常に安定していてあまり暴れたりすることはありません。
偵察隊の働き蜂が良い住処を見つけるまでの一時の現象

確かに都会のど真ん中で、こんなことが起きると、丘ばち隊みたいな蜂変態でもない限り、ビビるし、焦るし、大変で異常なことだと思ってしまうのはしかたのないことですが・・・

丘ばち隊や銀座ミツバチプロジェクト、または東京都養蜂協会に声をかけてくれたなら、きっと救えた命だったんじゃないかな、隊長は切なくなりました。

「まだまだミツバチって、ブームではあるけれど一般の人々にその生態は知られていない生き物なんだなぁ」

都会のど真ん中、人間様の一番大事なエリアですからね。ミツバチたちが来るところではなかった。そう言ってしまえばそれまでの話なのだけど。
でも、切ない

季節柄、ちょっと間違えて出てきちゃったハッチたちを、
「ここはダメだよ。こっちに行こうね。」とやさしく女王様を誘導したら、ちゃんと言うことを聞いてその場をきれいに１匹残らず撤退させられ、しかも人の役に立つ益虫としての生命をまっとうできたのに。

おそらく、あのビルの近所で飼育している人が失敗をやらかしてしまったのですが、隊長たちには、飼い犬のわんこが銃で撃たれて殺されるくらいの映像に見えました。

ちょっと切ない春のニュースでした

丘ばち隊は、こんな切ないニュースをふりまかないよう大切にハッチちゃんを可愛がって行こうと思います。

自由が丘のハッチには幸せな生涯を全うさせてあげたいと、思います。

今日のハッチちゃん

2016年5月11日

こんにちは、隊長です
ここのところ雨が多かったですね
菜種梅雨という言葉があるように、５月のこの時期は前線が居すわってぐずつくことがあります。
今はそんな時期かな。
隊長たちは、ゴールデンウィークのイベント中、ずっと晴れてくれたから文句は言えませんけど

本日、そんな中丘ばち隊は雨の止み間をぬって、毎週水曜日に行っている養蜂作業を行いました。

雨の止み間の養蜂作業。手早く、手早く、慎重に


空を見上げれば、六本木ヒルズ方面にはどんよりとした重たい雨雲。

今にも雨が落ちてきそう・・・


風は生暖かくて湿度たっぷりです。
風も強く、雨が降りそうなこんな日は、往々にしてハッチはご機嫌な斜め
巣箱を開けると、

「なんでこんな天気の日に見に来るのー！」

って怒ります。
だけど、今年の丘ばちハッチはあまりピリピリしないんですよー。
穏やかというか、気性が良いというか

自由が丘のようなのんびりとした街で飼っていると、自然とこんな性格になるのかなと、ちょっぴりうれしくなる隊長です。
作業している丘ばち女子たちの性格も良いんだな、多分。
ペットは飼い主に似るといいますからね。（ちゃんとほめておかないと後で叱られます・笑）

丘ばち女子に似て、とっても良い子のハッチです


今日は、雨予報の今一つの天気でしたが、今はミツバチの最盛期。
丘ばちたちはとっても元気に、そして穏やかに活動しています。
ぼちぼち、今年の初みつ（ハチミツのはつみつ・なんちって・・・）が取れるのではないかなと期待している隊長です

スイーツフェスタが終わりました

2016年5月6日

メガゴールデンウィーク、あと残りちょっとですね。
自由が丘の街は昨日５/５、少し早目にイベントが終了しました

我らがミツバチラグビー・元日本代表・廣瀬俊朗選手（勝手にミツバチラグビーにしている・笑）が来てくれ、ステージ上の音楽では
Paris matchさんの超おしゃれで背骨が抜けるかと思うほどとろりとした素敵なライブがあり、隊長はイベントの喧騒の中でも心地よく過ごせました。
お天気もずっとよく、５月の風がとても心地よいイベントだったと思います

ただ、風は強く、時より駅前に現れたハッチは、勢いよくどこかに飛ばされて行っていましたが・・・。（笑）

今は、バラが盛りですね。
自由が丘の街にはたくさんのバラが咲いています。
イベントが終わっても、各店舗の前のバラを見ながら街を散策しに来るだけでも楽しいと思います。
運が良ければ、丘ばちハッチにも出会えますしね。

特に、駅前ロータリーのみずほ銀行前は、丘ばちハッチ遭遇率、『高』ですよ！




みずほ銀行さんの前はバラ盛りです。ハッチも大喜びで飛んできますよ