2017年5月14日
こんにちは、隊長です
久しぶりに本格的な雨が降りました。
今年の5月は本当に雨が少なくて、全国的に乾燥がひどく
各地で山火事が発生しました。
私たち東京の降水量も、例年の平均値から1/20しか降っていませんした。
本当、もうカラカラです。
だから昨日の雨はとってもしみた。
恵みの雨、でした
さて、恵みの雨が降って大地がようやく潤った今日、
ブログタイトルにもあるように「バラ」のお話をしようと思います。
それも「自由が丘のバラ」
5月12日金曜日、隊長は山梨県笛吹市にありますバラの界のカリスマ後藤みどりさんの
ロザベールというバラ店(http://www.komatsugarden.co.jp/ 素敵なお店です!)と、石和にありますコマツガーデンに行ってきました。
5月初めのイベントをやっていた時にはまったく予定になかったことですが、急きょお呼びがかかり、はせ参じることとなったのです。
そのお呼びがかかった理由は、
「ここ数日で、育てていた自由が丘のバラが花を咲かせたので見に来てください。」
というものでした。
5月の爽やかな風が吹き渡る、ちょっと暑いくらいの陽気の日に隊長以下、自由が丘の美化緑化事業部のメンバー4人は山梨県に向けて出発しました。
この日も朝早くの出発。
現在、隊長はお仕事が鬼のように忙しく、前日も25時半まで残業で、当日の5時起きがめちゃめちゃ厳しかったです。
朝の目覚めは最悪で、開口一番出た言葉が「うわー、畜生!」でした
普段なら、ここからぜんぜん目がさめないまま、動き出すのですがこの日は違いました。
身体はしんどいのに、ココロはすぐに目が覚めているというか、何とも不思議な状態。
「自由が丘のバラが咲いている」
この言葉を、疲れている胸の中に一滴落とすだけで、不思議な力が湧いてきました
「ついに咲いたんだ。」
自由が丘のバラ。
(http://okabachi.exblog.jp/21844043/ ブログのカテゴリからバラが丘計画も読んでね。)
丘ばちにバラ蜜を復活させようと始めたバラの取組。
2013年からですからね。
長い話です。
いろいろやっているうちに、コマツガーデンの後藤みどりさんと知り合いになって、世界中探してもどこにもない「自由が丘のバラ」を作ろうということになって、それから2年半。
「本当に自由が丘のバラ、できるんだろうか。」
隊長はちょっと不安になっていました。
でも、ついにその花が咲いたと連絡があった。
これは睡眠が足りていなくても、仕事がメチャクチャ忙しくても、「行かねば。」
隊長は、かなりの無理を押して山梨に向かいました。
本当によく晴れた日でした。
甲府の気温が30℃を計測した日でしたから、きっとロザベールのある笛吹市もそれに近い温度だったと思う。
朝早くに自由が丘を発った一行は、9時頃には「自由が丘のバラ」が咲く現地に到着しました。
「こんにちは~。」
いつも優しい笑顔で迎えてくれる後藤みどりさん。
今日の笑顔は格別やさしい顔に見えました。
「ここ数日のお天気と、気温ですごく良く咲いたのよ。」
そう話す後藤さんは早く私たちに御自慢のお花を見せたいようでした。
隊長たち御一行は、車から降りるとカチカチに固まった筋肉をほぐすことなくすぐに「自由が丘のバラ」が咲いているお店の一角に行きました。
ロザベールの園内は良く晴れた太陽に照らされて、そこら中に咲き誇ったバラがキラキラと輝き、隊長たちを迎えてくれます。
そのバラから発する甘い香りが、自由が丘御一行のテンションをMaxに高めます
ロザベールの奥にある一角。
自由が丘のバラ候補が6本植えられ、大切に育てられていました。
赤、白、黄色、ピンク、ピンクグレー、クリーム
どれもそれはそれは素晴らしい輝きを放ち、隊長たちを迎えてくれました。
美しいバラが疲れた一行を出迎えてくれました、本当にきれい「!!
「うわっ!」
こんな陳腐な驚き音しか口から出てこないほど、素晴らしいバラたちでした。
「全部いい!」
自由が丘御一行の正直な気持ちでした。
この中から1種類、「自由が丘のバラ」を選ぶ。
むつかしい作業が約1時間続くことになります。
これから自由が丘の街に、今よりもさらにバラを増やしていく。
その先頭に立ち、象徴となり、引っ張っていく存在となるバラ。
運命を決めるバラでもあるのです
それは迷います。
この決断がこれから数十年、自分たちの運命を決めるかもしれない。
本当によく迷いました。
色は自由が丘らしいか。ハッチは蜜を採れるか。病気には強そうか。背丈はどれくらい伸びるのか。葉の形、葉の色。花の香り。
全部考慮して、1本の花が決まりました
この「自由が丘のバラ」の事業を一番一生懸命やった、自由が丘美化緑化事業部の部長が、一番初めに見て「これは!」と思った花。
隊長も、一番最初に「ああっ、きっとこの花だ!」と感じたお花でした
6種類の中では、一番控えめでだけれども一番気品が際立っている「ピンクグレーのバラ」
とても自由が丘らしいお花だと思います。
自由が丘のまちを良く表している。
香りも素晴らしい。
花の形も申し分ない。
ハッチも大好きな花粉と蜜が満載
まさに理想通りの自由が丘のバラ、初めまして!!
「やっと会えたね。」
隊長は心の中で、やっと決まったバラさんに挨拶をしました。
そして、こんな素晴らしいバラを作ってくれた後藤みどりさんに心からの感謝を感じました。
「後藤さんありがとうございます!」
やっと決まった「自由が丘のバラ」
これからまだ作業が残っています。
この夏、親木を100株ほど増やし、育てる作業が必要なのです。
そこから接ぎ木をし、市販されて多くの人の手元に行くには約2年かかるそうです
Road to 自由が丘のバラ。
随分、近くまで来ました。
もう手の届くところまで来ています。
隊長、本当に頑張ろうと思います
丘ばちプロジェクトに再びバラ蜜を復活させる。
自由が丘の街をバラの花でいっぱいにする。
むかしかつて自由が丘にあった等々力バラ園という、ミスターローズ鈴木省三さんが作ったようなバラの街を復活させたいと思います。
ハチといつまでも。バラといつまでも。
自由が丘の街はさらに美しくなります!