シラカシの木
2021年 10月 10日
こんばんは、隊長です
今日は、数百年クラスの命が閉じたお話。
先日、熊野神社の境内にある大きなシラカシの木の伐採作業がありました。
神社の最後の階段を登る手前、左手で神社を守るように立っていたシラカシの木
高さ数十メートル。
樹齢余裕で三桁、数百年10クラスです。
自由が丘の街の産声も、
太平洋戦争も、自由が丘の街を襲った空襲も見守ったはずです
そのシラカシの木が、病気にかかり、木の上の方からぼろぼろと樹皮を落とすようになりました。
かなりの高木なだけに、下の参道を通る人に当たる可能性が出て来ました
原因はカミキリ虫。
シラカシの木の高い所に卯ろができて、そこから侵入したカミキリ虫は、百年クラスの大木の中を食い荒らしました。
外目はまだいける感じでしたが、中はところどころ空洞で危ない状態でした
カミキリ虫の大量発生。
地球温暖化、あると思います。
気候変動による影響、大いにあると思います。
残念です。
大きくて、逞しくて、優しい木でした
隊長は、伐採作業を見ながら思いました。
ほとんどの部分はカミキリ虫に食べられているけど、中間部分は年輪がしっかり詰まっていてとても立派。
何かに使えないかな?
ただ廃棄物としてゴミにしてはいけないような気がする
そう思ったら、この切り株をベンチで使えないかな?と思いました。
そしてそれを思った瞬間に方々に電話をしていました。
「街のベンチに、とっても良い切り株ベンチがあるんですけど。使いませんか?」
その呼び掛けに応えてくれる人が少しいました。
全部棄てられるところでした。
引取手が一人でもいることが嬉しいかったです。
立派なシラカシの木の切り株。
あと数年、ベンチとして生きてくれます
とっても気持ちの良い年輪と肌触りです
命がつながった嬉しいお話です