生まれ変わりです
2019年 08月 28日
2019年8月28日
こんにちは、隊長です。
九州北部の豪雨災害、酷いですね。
一晩で普段の8月1ヶ月分の2倍の雨が降るなんて・・・。
被害にあわれた方にはお悔やみ申し上げます![]()
最近の気象は、こんなのばかりです。
「これまでに経験したことのないような」とか
「数十年に一度の」とか
「直ちに身の安全を確保してください」とか
気象に関する文言が段々激しくなってきているように思います。
ニュースですから、かなり抑え目に表現していると思います。それでもこの表現ですから、実際はもっとひどい状況なんだと思います![]()
気候変動ではなく、気候変化。
隊長は、前からお伝えしているように後者が来ているのではないかと思っています。
暴れる気象の起こっている原因は、地球温暖化だけではない、太陽の公転周期といった数万年周期の大きな変化が来ていると。
今すぐどのような対策をすればよいかわかりませんが、少なくとも心の覚悟だけはもっておかねばいけませんね。
これはかなりヤバい時代に入ったと。大きな変化が来ていると。
この覚悟がある無しは、本当にヤバいことになった時の心の動揺が違うと思います
、
さて、話題かわって本日のお題。
本日のお題は気象ではありません。
もっとヒューマンスケールなこと。
こころがジーンとくる人間らしい(ミツバチらしい?)お話です
生まれ変わり。
昨晩、副隊長のおうちで飼われていたワンコ・レミちゃん(トイプードル・♀)が亡くなりまし
。
15年という長い一生を副隊長とともにし、老衰という形で午前2時に幕を閉じたそうです。
隊長も経験があるのですが、ペットの死は本当につらいですよね。
通常ペットの寿命は、人間の一生に比べればはるかに短く、お別れは早くに来ると、
頭ではわかっているのですがどうしても心がついて行かない。
いったん家族となり、情が移り、本当に近しい存在として接するので、別れるときの辛さはもしかしたら、遠い親戚以上かもしれません![]()



隊長も自由が丘にきたころ、14年連れ添ったワンコを失くしました。
若かりし頃の隊長、自宅でしたが男ながらに泣いたことを今でも覚えています。
弱ってから半年ぐらい年月があって、心の準備ができていたにもかかわらず泣いちゃいましたからね。
本当につらかったですよ![]()
副隊長の心境はいくばくかお察しできるというものです。
その副隊長、昨晩夜中の胸の痛みをおして、本日水曜日、丘ばちPの通常定例作業(内検)を行いました。
夜中2時までレミちゃんの最期を看取る作業をし、泣きあかし、ほとんど寝ることもなく臨んだ丘ばちPの作業。
泣きあかし、ろくすっぽ寝ていない状態での作業ですから、しんどかったと思います。
そのお目めは、女性ですからあまり大きい声では言えませんが、出目金の様に腫れていました(副隊長・ごめんなさい(笑))![]()
今日のお題は、その丘ばちPで起こりました。
なんだか、運命とも奇跡ともつかない不思議なえにしを感じるドラマが起こったのです。
今年の夏、猛暑の中毎週水曜日欠かさず作業をした副隊長。
昨晩の悲しみを乗り越えて作業をした副隊長。
その副隊長の下に、新しい命が現れたのです![]()
梅雨時から、ずっと女王にトラブルを抱えていた群が丘ばちPにはありました。
ケイコ群。
3群のうち、エリザベス群と令和のレイちゃん群は、絶好調で、女王は健在。卵もバンバン産んでいる。蜜もしっかり集めているという状況の中、ケイコ群は全然上手く行っていませんでした。
女王が失踪してから何をしても新女王が誕生せずに手をこまねいていました。
そんなケイコ群に、本日なんと待望の新女王が誕生していたのです!
約1月半、王台を入れても、新しい卵を他の群から調達しても全く効果が見られなかったケイコ群に、本当に奇跡的に女王が生まれていたのでした![]()
一番びっくりしたのが当の副隊長だったと思います。
今日、ダメだったらほかの力のある群と合同(女王不在の群は、全滅してしまうので、ほかの力のある群に吸収してもらう方法)することを話していたので、合同の準備をして作業していました。
その副隊長の前に、突如現れた新しい命。
副隊長は思いました。
「これは、レミちゃんの生まれ変わりだ!」![]()
15年、大事に大事に育ててきて昨夜、副隊長一家みんなに見守られて旅立ったレミちゃん。
その彼女が、副隊長が今一番がんばっている「ミツバチ」という生き物の飼育の中で、副隊長にご褒美を与える形で降りてきてくれたんだと思います。
自分の飼い犬が亡くなった翌日に奇跡的に生まれてきた新しい命。
副隊長は、この新しい命に「レミ」と名づけました。
普段は、新女王誕生には喧々諤々、会議まで開いて決めることもあるのに、今回は隊長も副隊長の飼い犬の危篤のお話を聞いていたので、即答で「レミ」でいいよといいました![]()
夏の大変な養蜂作業を、時には一人で朝早く就業時間よりずいぶん前に来て行っていた副隊長。
人の何倍も汗をかいて丘ばちPを切り盛りしていた副隊長。
この努力だけでも、今回の命名権は彼女にあると思っていたけれど、レミちゃんの奇跡を聞くと、これは何かの運命かもしれないと思いました。
「きっと、生まれ変わりだ。」![]()
隊長は、副隊長が大事にしていたワンコのレミちゃんがきっとこの新しい女王「レミ」ちゃんを守ってくれるように思いました。
お別れがあれば、必ず出会いもある。
その言葉を体現するかのような出来事。
なんだか、隊長も心がじーんとして、この新しい命に運命を感じ始めました。
この新しい命がなかったら、丘ばちPを一人で切り盛りしていた副隊長はがっくりとして
丘ばちP自体に元気がなくなっていたでしょう。
そういう意味でも、この新女王「レミ」ちゃんは、大きなものをもたらしてくれました。
副隊長の愛犬レミちゃんの生まれ変わり、新女王「レミ」ちゃん。
犬がミツバチに生まれ変わりなんて聞いたことがないけれど、同じ生き物![]()
副隊長は当然そう信じているし、隊長も信じてみようと思います。
きっとこのレミちゃんが、丘ばちになにか新しい風を吹かせてくれると。
夏の終わりに起こった奇跡。
生き物を大切に想う丘ばちならではの出来事でした![]()



