枯れちゃったクスノキくん
2015年 05月 11日
2015年5月11日
隊長です
今日は、残念なおはなし
『リセット』という題で書いたクスノキくん復活のお話ですが、
その復活が、ここにきて叶わなかった悲しいお知らせです
一度、葉を全部落とし、新芽を開かせようとしたクスノキくんでしたが、
このGWのよい気候になっても、一向に復活の狼煙をあげようとはしません。
膨らみかけた芽が開かないのです。
「あれ、どうしちゃったんだ?」
リセットしたはずのクスノキくん。
起き上がろうとしていたクスノキくん。立ち上がりません。
GWのイベント中、コマツガーデンのバラのお世話に来ていたぴしゃ、ぴしゃでおなじみの
造園家さんが、すぐにクスノキくんの変調に気付き、隊長に伝えてきました。
「隊長、この間植えたあの楠、ダメですね。」
リセットを信じ切っている隊長は、はじめ彼の言う「ダメ」の意味がよくわからなかったのですが、
彼の表情でそれが何を意味するか徐々に伝わってきました。
「ダメって言うのは、もう生きていないということですか?」
少しためらいがちに聞いた隊長に、
造園家さんの一言がとどめを刺しました。
「隊長、このクス、ダメですね。完全に枯れていますよ!」

がんばりもむなしく、復活できなかったクスノキくん
「ガーン!」
隊長のショックは丘ばちブログ読書には想像に余りあると思います。
ハンマーで頭を殴られたような、とはこのことでした。
「造園家さん、だって芽が出ているじゃないですか」
隊長は必死に食い下がります。
しかし、植木のプロは癌宣告をする医師のように冷徹に首を横に振りながら、
「隊長、ダメです。これは、芽ひらきません。木の幹に溜まった水で振り絞って出てきた芽で根から水を吸っていませんから。立ち枯れです。幹を叩いたら音でわかります。土を詰め過ぎて植えちゃったようですね。窒息していますよ。ダメです。」
更に何か言おうとする隊長に、造園家さんは、ドラマさながら下を向いて首を横に振り続けます。
そのしぐさには、言葉はないけれどこう言うセリフが含まれています。
「ダメなんです。諦めてください。」
その光景を見たとき、隊長ははじめて諦めが付きました。
「ああ、ダメなんだ。」
隊長は全身の力が抜けるのが自分でもわかりました。
立っているのが精一杯なくらい力が抜けました。
張っていた気持ちが切れるような、そんな感覚
隊長はその場にへなへなと座り込んでしまいそうでしたが、イベント中でもありますし、みすぼらしい姿を人前にさらすわけにはいけません。
精一杯の力で、立ち枯れているクスノキくんの幹を支えに立っていました。
あまりにもしょぼくれて落ち音でいる隊長を見かねたのか、その時、造園家さんが隊長にこういってくれました。
「今やっている現場に、実生で出てきた楠があるんですけどね。それで良かったら、引っこ抜いて持ってきますよ。」
そして立て続けにこうも言いました。
「今回はもう少し鉢を大きくして、目詰まりしないくらいの余裕を持って植えてみましょうよ。もう一回り鉢が大きければ大丈夫ですよ。もう一度やってみましょう。」
隊長はこの言葉に救われました。
クスノキを植えて、それはそれはうれしかったのですから。それが枯れたとなると悲しくて立ち直るのに相当時間がかかりそうでしたから。
「救われた。」
隊長は、今回ずいぶんと心に大きい傷ができました。
がしかし、諦めません。
諦めてはいけません。
何としてでも、ボーボーの森にご神木を作らないといけないと思っています。
常緑で、いつもみずみずしく、害虫にもやられず、原爆にも耐えるご神木が必要なのです。
自由が丘の街が自由が丘であるために。
コンクリートが沢山になっても緑を大事にする心、気持ちは、何かの形で街に残していきたい。プランターでも鉢植えでもいいから木を植える精神。
自由が丘森林化計画。
そのシンボルとしてクスノキくんは大事なのです。
みんなにもクスノキグリーンの美しさを知ってもらいたい。
街角にちょっとした緑がある幸せ。
常緑樹を植えることは、緑を愛する気持ちの種をまくことだと思っています。
これは、隊長の希望なのです
隊長は諦めません。なかなかうまく行かなくても、一度や二度の失敗があってもへこたれてはいけません。
クスノキくん1号がダメならば、クスノキくん2号、3号と植えるまでです。
造園家さんのようなポジティブさが必要です。
ガンバレ、隊長。
頑張るよ、オレ。よし!
隊長です
今日は、残念なおはなし
『リセット』という題で書いたクスノキくん復活のお話ですが、
その復活が、ここにきて叶わなかった悲しいお知らせです
一度、葉を全部落とし、新芽を開かせようとしたクスノキくんでしたが、
このGWのよい気候になっても、一向に復活の狼煙をあげようとはしません。
膨らみかけた芽が開かないのです。
「あれ、どうしちゃったんだ?」
リセットしたはずのクスノキくん。
起き上がろうとしていたクスノキくん。立ち上がりません。
GWのイベント中、コマツガーデンのバラのお世話に来ていたぴしゃ、ぴしゃでおなじみの
造園家さんが、すぐにクスノキくんの変調に気付き、隊長に伝えてきました。
「隊長、この間植えたあの楠、ダメですね。」
リセットを信じ切っている隊長は、はじめ彼の言う「ダメ」の意味がよくわからなかったのですが、
彼の表情でそれが何を意味するか徐々に伝わってきました。
「ダメって言うのは、もう生きていないということですか?」
少しためらいがちに聞いた隊長に、
造園家さんの一言がとどめを刺しました。
「隊長、このクス、ダメですね。完全に枯れていますよ!」

「ガーン!」
隊長のショックは丘ばちブログ読書には想像に余りあると思います。
ハンマーで頭を殴られたような、とはこのことでした。
「造園家さん、だって芽が出ているじゃないですか」
隊長は必死に食い下がります。
しかし、植木のプロは癌宣告をする医師のように冷徹に首を横に振りながら、
「隊長、ダメです。これは、芽ひらきません。木の幹に溜まった水で振り絞って出てきた芽で根から水を吸っていませんから。立ち枯れです。幹を叩いたら音でわかります。土を詰め過ぎて植えちゃったようですね。窒息していますよ。ダメです。」
更に何か言おうとする隊長に、造園家さんは、ドラマさながら下を向いて首を横に振り続けます。
そのしぐさには、言葉はないけれどこう言うセリフが含まれています。
「ダメなんです。諦めてください。」
その光景を見たとき、隊長ははじめて諦めが付きました。
「ああ、ダメなんだ。」
隊長は全身の力が抜けるのが自分でもわかりました。
立っているのが精一杯なくらい力が抜けました。
張っていた気持ちが切れるような、そんな感覚
隊長はその場にへなへなと座り込んでしまいそうでしたが、イベント中でもありますし、みすぼらしい姿を人前にさらすわけにはいけません。
精一杯の力で、立ち枯れているクスノキくんの幹を支えに立っていました。
あまりにもしょぼくれて落ち音でいる隊長を見かねたのか、その時、造園家さんが隊長にこういってくれました。
「今やっている現場に、実生で出てきた楠があるんですけどね。それで良かったら、引っこ抜いて持ってきますよ。」
そして立て続けにこうも言いました。
「今回はもう少し鉢を大きくして、目詰まりしないくらいの余裕を持って植えてみましょうよ。もう一回り鉢が大きければ大丈夫ですよ。もう一度やってみましょう。」
隊長はこの言葉に救われました。
クスノキを植えて、それはそれはうれしかったのですから。それが枯れたとなると悲しくて立ち直るのに相当時間がかかりそうでしたから。
「救われた。」
隊長は、今回ずいぶんと心に大きい傷ができました。
がしかし、諦めません。
諦めてはいけません。
何としてでも、ボーボーの森にご神木を作らないといけないと思っています。
常緑で、いつもみずみずしく、害虫にもやられず、原爆にも耐えるご神木が必要なのです。
自由が丘の街が自由が丘であるために。
コンクリートが沢山になっても緑を大事にする心、気持ちは、何かの形で街に残していきたい。プランターでも鉢植えでもいいから木を植える精神。
自由が丘森林化計画。
そのシンボルとしてクスノキくんは大事なのです。
みんなにもクスノキグリーンの美しさを知ってもらいたい。
街角にちょっとした緑がある幸せ。
常緑樹を植えることは、緑を愛する気持ちの種をまくことだと思っています。
これは、隊長の希望なのです
隊長は諦めません。なかなかうまく行かなくても、一度や二度の失敗があってもへこたれてはいけません。
クスノキくん1号がダメならば、クスノキくん2号、3号と植えるまでです。
造園家さんのようなポジティブさが必要です。
ガンバレ、隊長。
頑張るよ、オレ。よし!
by jiyugaoka-bee
| 2015-05-11 10:00
| 森林化計画

