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サラちゃん登場!

2013年3月20日

丘ばちに新しい群がやってきました001.gif
名古屋の養蜂研究所という有名な種ばち販売のところから取り寄せたニューフェイスです。
丘ばち隊長には一つの決意がありました。昨年、冬を迎えるにあたって、何としても越冬するぞ!という意気込みで生き残り群と心中するつもりで越冬に突入しましたが、『丘ばちプロジェクト』という事業を成立させるためには、ハッチの冬越しという「想い」だけではだめだと、安定したミツバチの育成とリスクマネージメントも必要だと045.gif

ハッチの冬越しに失敗した場合や、昨年、初っ端にクラウディア群が病気にかかったケースや、2群同時に女王にトラブルが発生した場合など、いくつかのリスクを考えると、2群では危険ではないかと。

現在丘ばち隊の基地を置かせて頂いているビルの屋上は、とっても広いのだけれど、強風の対策を考えると風がしのげるスペースは2群が限界だと思っていました。
また、群を増やせば、作業はそれだけ大変になり、夏場の猛烈な暑さの中3群を面倒見るのはちょっと不可能ではと思うところもあったのです。

しかし、丘ばち隊は随分とミツバチ飼育のスキルがついてきました。また、現在のビルの位置での自然環境がつかめてきたのが合いまって、「3群に挑戦してみよう」という気概が生まれたのです。
「丘ばちプロジェクト」と自由が丘を代表する事業名を付けている以上、丘ばち隊もあとには引けません。昨年の暮れに2群の「絶対越冬」の決意と、越冬することを前提としてもう一群予約をするという超攻撃型の布陣で今春を迎えることを決意しました006.gif

名古屋の養蜂研究所。
ここは養蜂家の間では有名な種ばち供給所であります。丘ばち隊が驚いたのは、お金を支払えば種ばちが得られるという仕組みではなく、電話による競争優先予約制度でゲットしないといけないということでした。
養蜂研究所が指定する1月のとある日の午前9時が予約解禁日となり、一斉に電話予約が始まって、売れっ子アーティストのプレミアコンサートチケットさながら電話をかけまくる必要があったのです。

丘ばち隊も、なんとか3群目をゲットするために、新年明けて間もないころ、隊員3人が3台の電話に張り付いてリダイヤルを繰り返し新しい群のゲット作戦を敢行しました。
何度も何度もかけなおし、受付開始から20分後のもうダメかと諦めかけた50回目ぐらいにようやく電話がつながりました。
このときの心境は、正直、EXILのチケットゲットより嬉しかったと思います。(冗談です)037.gif


その待ちに待った群は、まだ寒さも残る3月の初めに、自由が丘にやってきました。
やってきて驚いたのは、うちの越冬中ののんびり群と違って、もう完全に実戦モード、こちらはまだ射撃訓練も始めていないのに、実弾でびゅんびゅん撃っているような勢いのよさでした。

サラちゃん登場!_d0155439_10363799.jpg
やる気マンマンのサラ群

「この子たちはすごいよ。まだこんなに寒いのに、完全にやる気全開だよ!」005.gif

春の気配がなかなか感じにくい時だったので、この勢いの良さは新鮮ですらありました。

「うーん、生きがいいな。この子の名前は鮮度の高い旬な名前がいいな。」039.gif

そうやって、新しい元気印の蜂群の名前を考えていたとき、巷で一番輝いていた名前がありました。
スキージャンプの二人の「サラ。」
高梨沙羅ちゃんとサラ・ヘンドリクソン。この15歳と17歳の新しい才能は、スキージャンプ女子において他を圧倒し、それぞれスキーワールドカップ総合王者と世界選手権優勝という輝かしい成績を残していました。

「よし、サラでいこう!」043.gif

これまで、エリザベスやキャサリン、アマゾネス、アンジェリーナ、クラウディアとちょっと洋名でもとっても濃厚こってり系の名前が多かったのですが、今度は洋でも和でもいけるサラッとした名前に決めました。(このダジャレを言うために決めたのではないですよ!念のために)
新女王サラちゃん。
いい名前でしょ。
みんな応援してくださいね!
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by jiyugaoka-bee | 2013-03-20 18:03 | 女王さま

養蜂活動の記録


by jiyugaoka-bee